最近、クローゼットを開けたときに思いました。
ずいぶん、物が減ったな、と。
メルカリを始めたのは、今から8年ほど前です。
きっかけは、子どもの習い事の送り迎えの待ち時間でした。
車の中でただ待つだけの時間が、どこか落ち着かなくて、少しもったいない気がしていたのです。
それと同時に、子どもが成長するにつれて、家の中には「役目を終えたもの」が静かに増えていきました。
サイズアウトした服や、読まなくなった本。
もう使わないけれど、なんとなく置いたままの物たち。
スッキリさせたい。
その気持ちが、背中を押しました。
スマホだけでできる。でも、簡単ではなかった。
パソコンが得意ではない私にとって、スマホひとつで出品できる仕組みはありがたいものでした。
けれど、やってみると想像以上に奥が深い。
いくらで出すのか。
送料はいくらかかるのか。
利益は残るのか。
そもそも、需要はあるのか。
出品前には必ず、同じ商品がいくらで売れているのか、どのくらいの頻度で動いているのかを調べました。
まったく動いていないものは、出品しない。
時間も手間も、私にとっては大切な資源だからです。
写真と説明は、ていねいに。
写真はできるだけ明るく。
傷や汚れは隠さず、正直に写す。
画面越しでしか確認できないからこそ、安心してもらえるように。
その積み重ねのおかげか、出品したもののほとんどは、新しい持ち主のもとへ旅立っていきました。
気づけば、約500点。
数字にすると、自分でも驚きます。
こんなにも物に囲まれて暮らしていたのか、と。
不用品を売っても、新しい何かを生み出したわけではありません。
もともと持っていた物を手放しただけ。
だから「稼いだ」というより、「整えた」という感覚のほうが近い気がします。
でも。
家の中が軽くなった。
そして、頭の中も、少しだけ整いました。
最近は、出すものもずいぶん減りました。
少しずつ、わが家は整ってきたのだと思います。
50代。減らすことから、整えることへ。
50代になって、これから先の暮らしを考える時間が増えました。
いきなり何かを大きく変えるのは難しい。
でも。
いらないものを一つ手放すことなら、できる。
あの送り迎えの時間は、ただの待ち時間ではありませんでした。
わたしの「暮らしの整え直し」の、小さな始まりだったのかもしれません。
関連記事 50代の断捨離でメルカリに出したもの|実際に売れたものまとめ🐾

