ダルビッシュ有選手が20歳のとき、ホームランを打たれた試合後にこう思ったそうです。
「このままでは、半端な選手で終わる。」
そこで彼は、20年後に後悔している自分を想像し、“神様が20歳に戻してくれた2周目の人生”だと考えて行動を変えたといいます。
その話を聞いてから、こんな想像をしてしまいました。
もし、今が“戻された時間”だったら。
海外旅行が好きだった
私は海外旅行が好きで、若い頃はいろいろな国に行きました。
知らない街を歩くことも、空港の匂いも、出発前のあの落ち着かない感じ、どれもわくわくしました。
でも子どもが生まれてからは、海外どころではなくなり、毎日が嵐のように過ぎ去っていきました。
そして、パスポートは静かに引き出しの奥へ。
人生2周目の話を聞いたとき、ふと思いました。
20年後の私は、何を後悔しているだろう。
たぶん。
家族と海外旅行をしなかったこと。
「あのとき行けばよかったのにね。」と、未来の私が少し呆れている気がしました。
戻された時間だとしたら
今はまだ動けます。
予定もなんとか合わせられます。
スーツケースも押せます。
たぶん。
条件が全部そろう日は、きっと来ません。
お金も時間も体力も、いつもどこかが足りません。
でも、今ならできることはあります。
もし今が、未来の私から“戻された時間”だとしたら。
「そのときやればよかった。」と素直に言うのは、ちょっとしゃくです。
せっかく戻してもらったのに、また先延ばし。
それはさすがに申し訳ない。
今日がいちばん若い
20年後の私は、今より確実に年上です。
これはどう頑張っても変わりません。
だったら。
今日がいちばん若い。
なんだか健康食品の広告みたいな言葉ですが、本当です。
人生を一気に変える必要はありません。
壮大な目標もいりません。
ただ。
やりたいと思ったことを、少しだけ前に出す。
それだけでも、未来の私へのいい土産になる気がします。
もし今が戻された時間なら。
今日をなんとなく終わらせるより、ちょっとだけ使い切ったほうが面白いのかも。

