入院のあとに見えた現実
差額ベッド代はいくらかかるのか。
特別養護老人ホーム(特養)の費用はどのくらいなのか。
母の入院をきっかけに、介護のお金について考えました。
入院は、突然やってくる
母は3年前に大腿骨を骨折しました。
そのときは入院1ヶ月。
その後、リハビリ病院でさらに1ヶ月。
思っていたよりも、長い入院でした。
その後も腰椎の圧迫骨折を何度か繰り返しています。
入院にはならなくても、そのたびに生活は少しずつ揺れます。
入院は特別な出来事のようで、
実は“あり得ること”になりました。
差額ベッド代はいくら?
治療費は後期高齢者なので1割負担。
制度には本当に助けられています。
でも、個室を希望すると差額ベッド代がかかります。
今回は、1日13,000円だったので、30日で約39万円。
治療費とは別に、です。
「1ヶ月なら何とかなる」と思っても、これが重なったらどうだろう。
数字にしてみると、静かに現実味が増してきます。
特養はいくらかかる?
もし一人暮らしが難しくなったら。
選択肢のひとつが、
特別養護老人ホーム(特養)です。
特養は公的施設なので、有料老人ホームよりは安価といわれています。
調べてみると、特別養護老人ホーム(特養)の費用は、要介護度や所得区分、部屋のタイプによって変わります。
母のような要介護3程度の場合は、月額7〜15万円程度が目安とされていました。(食費・居住費込み)
・多床室(相部屋):約9〜10万円台
・ユニット型個室:13〜14万円台
初期費用は基本0円。
「思っていたより安いかも」と一瞬思います。
でも。
現実は、待機者が多くて
なかなか空きがないらしい。
つまり、
お金だけ準備しても入れない可能性がある。
これがまた、難しいところです。
段ボールと、ため息
母は通販が好きです。
宅配便が届くたびに、段ボールが増えていきます。
そのたびに思う。
「将来のお金、大丈夫かな」
でも、それが母の楽しみでもある。
全部やめてとは言えない。
無駄を減らしたい気持ちと、楽しみを残してあげたい気持ち。
その間で、今日も少し揺れています。
親の老後と、わたしのこれから
わたしには大学生の子どもが二人います。
教育費はあと少し。
▶︎50代のお金の使い方|断捨離で変わった「経験にお金を使う暮らし」🐾
そして、わたしの老後もあります。
介護は、終わりが見えません。
子育てのように「成長」というゴールがあるわけではない。
だからこそ、
制度も必要。
お金の覚悟も必要。
どちらが欠けても、回らない。
それを、少しずつ実感しています。
母の入院をきっかけに、お金だけではなく「もしもの準備」を考えるようになりました。
介護は突然始まることがあります。
だからこそ、制度を知ること、お金の準備を少しずつ進めること、そして家族で話しておくことも大切なのだと感じています。

